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わたしを離さないで Never Let Me Go

いいんじゃない?


どう見たらいいか難しいし疑問がいっぱいの作品だった。
学校は閉鎖されたのに「提供」のシステムはなぜ終わらないのか、とか彼らには自殺や逃亡という概念はないのかとかね。
ま、人間から見れば彼らは人間ではないとみなされているから人間社会に迎え入れられないので使い切ってしまうためなのだろうし、逃げないのは寄宿学校での教育により彼らにそういう概念がないからなのだろう。
でもいじめや恋愛はあるのにね。それは本能に備わっていて「逃げ」が備わってないのもなんだかへんだけど。

彼ら目線で、「人間」としてどう生きるのかを考えるのか、または彼らを家畜のような生産物と考え風刺として捉えるのか。
後者だとすると「生きている間はいっぱい愛情を注いで・・・」云々の畜産業の方の言葉は偽善に思えてくるし。
人間にも必ず死は訪れるとモノローグでキャシーは言うが、提供されるという目的と時期が決まった死といつ死ぬかわからない運命任せの最期とでは生き様も変わるんじゃないか。
それでも彼女の悟りにも似た諦めと死を享受する絶望的でやるせない表情と映像に涙が出た。

映像と演技は素晴らしい。原作を読んでいないので本当はどうだか分からないけど映画はちょっと消化不足。
・・・わたしの感想も消化不足だね!


2010年/イギリス+アメリカ映画/1時間45分/カラー/配給:20世紀フォックス

監督:マーク・ロマネク
脚本:アレックス・ガーランド
原作:カズオ・イシグロ
製作:アンドリュー・マクドナルド/アロン・ライヒ
製作総指揮:カズオ・イシグロ/アレックス・ガーランド/テッサ・ロス
撮影:アダム・キンメル
美術:マーク・ディグビー
音楽:レイチェル・ポートマン

出演:キャリー・マリガン/アンドリュー・ガーフィールド/キーラ・ナイトレイ/シャーロット・ランプリング/イソベル・メイクル=スモール/エラ・パーネル/チャーリー・ロウ/サリー・ホーキンス/ナタリー・リシャール/アンドレア・ライズボロー/ドムナル・グリーソン


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ONCE ダブリンの街角で ONCE

よかったぁ

なんてチャーミングな映画!
はっきり言って映画的なもの、撮影だとかストーリーだとかは素人臭い。でも映画って、テクニックがなくてもよい作品になることがあるんだなぁ。
「ちょっと、掃除機くらい持ってあげればいいのに」「ペットの犬かっ!あんなに引きずっていたら壊れちゃうんじゃない」とか突っ込みながら見ていたけどなんだか憎めない。女の子のしつこさもなんだか憎めない。
音楽を切っ掛けに二人の心は急激に接近する。レコーディングのための仲間集めも言葉は殆どいらない。音楽が全て、素性は必要ない。そう、エンディングロールで気が付いたのだけど、女の子の娘以外みんな役名がなかった。登場人物だけじゃなく、見ているわたしにとっても気にならないことだった。
とにかく楽曲がよくて、そのための作品なんだと思った。楽器を奏でられるっていいなぁ。
素人臭い物語と書いたけど、ラストはちょっぴり切なくも爽やかでベタな恋愛ものじゃなくてよかった。
---
余談だけどアカデミー賞で歌曲賞を受賞した際、マルケタが喋ろうとした瞬間時間切れになってしまった。しかしそのすぐ後、司会者に呼び戻されてスピーチの時間を与えられた。これって異例なことだと思う。テレビで見ていたわたしたちが口を揃えて「かわいそう!」って言ったくらいだもの、きっと会場の人たちも同じき持ちだったに違いない。
そしてスピーチを始めたマルケタは素朴で実直そうで、この映画そのものって感じだった。
2006年/アイルランド映画/1時間27分/カラー/配給:ショウゲート

監督+脚本:ジョン・カーニー
製作:マルチナ・ニーランド
撮影:ティム・フレミング
編集:ポール・ミューレン
美術:タマラ・コンボイ
衣装:ティチィアナ・コルヴィシエリ
音楽:グレン・ハンサード+マルケタ・イルグロヴァ

出演:グレン・ハンサード/マルケタ・イルグロヴァ/ヒュー・ウォルシュ/ゲリー・ヘンドリック/アラスター・フォーリー


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笑の大学

いいんじゃない?

三谷幸喜脚本の舞台を映画化。
殆ど二人芝居でセットも舞台っぽいけど、映画としての見せ方も工夫している。冒頭の、稲垣くんの顔を見せないもったいぶった演出はいらないと思うけど。
中だるみ感はあったものの、台詞や間で笑わせる前半の繰り返しの面白さから、徐々に友情めいたものが生まれ心の交流を果たす後半への構成はよく出来ていた。
観ていた時より後になって、なんだかよかったなぁと思える作品。舞台版も観たいな。
2004年/日本映画/2時間1分/カラー/配給:東宝

監督:星護
原作+脚本:三谷幸喜
製作:亀山千広/島谷能成/伊藤勇
撮影:高瀬比呂史
美術:清水剛
編集:山本正明
音楽:本間勇輔

出演:役所広司/稲垣吾郎/高橋昌也/小松政夫/石井トミコ/小橋めぐみ/河野安郎/長江英和/ダン・ケニー/チュフォレッティ/吉田朝/陰山泰/蒲生純一/つじしんめい/伊勢志摩/小林令門/ 眞島秀和/木村多江/八嶋智人/加藤あい/木梨憲武


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悪いことしましョ! BEDAZZLED

いいんじゃない?


おひとよしでモテないサエない友達もいない男が、自分の魂と引き換えに7つの願いを叶えてもらう契約を悪魔と結ぶ。が、男の願いはことごとく思い描いたようにはならないのだった。
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小ネタ集みたいな作品だから映画館で観てたらちょっとなぁ、と思ったかもしれない。後半失速気味だしオチもそんなんでいいのかって思ったし。
でもエリザベス・ハーレーのコスプレは見ていて楽しいし、ブレンダンとの掛け合いもノリがいい。
ブレンダンはどこか抜けた男の役が多い気がするけどこれはとことんそういう男。みんなに避けられるエリオットなんて、本当にそういう人に見えちゃう。願望の中での彼は悪ノリに近いけど面白いし、いろんな役が見れて嬉しい。特に「繊細な男」に笑った。

2000年/アメリカ映画/93分/シネマスコープ・サイズ/カラー/ドルビーSR,SRD/配給:20世紀FOX

監督:ハロルド・ライミス
脚本:ラリー・ゲルバート/ハロルド・ライミス/ピーター・トラン
原案:ピーター・クック
製作総指揮:ニール・A・マクリス
製作:トレバー・アルバート/ハロルド・ライミス
共同製作:スザンヌ・ハリントン
撮影:ビル・ポープ
編集:クレイグ・P・ハーリング
プロダクションデザイナー:リック・ハインリックス
衣装:ティーナ・アベル
音楽:デビッド・ニューマン
視覚効果スーパーバイザー:リチャード・エドランド、A.S.C.

出演:ブレンダン・フレイザー/エリザベス・ハーレー/フランシス・オコナー/オーランド・ジョーンズ/ミリアム・ショア/ポール・アデンスタイン/トビー・ハス


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ワンダー・ボーイズ Wonder Boys

いいんじゃない?


今まで、マイケル・ダグラスも彼の出演作もあまり好きではなかった。でもこの作品はいい。彼がとってもかわいらしく思えてくる。
この映画のもとは小説で、それを書いた作家シェイボンは第一作目で注目され、この作品はその一作目から9年ぶりの長編二作目。主人公グラディも小説家。一作目で脚光を浴びた後、新しい作品を書き続けてはいるものの一向に仕上がる気配はない。なんだか、シェイボン自身の気持ちがずいぶんと、この主人公の中に反映されているような気がして興味深い。
---
“皆から賞賛されたのに、次の作品でコケたらどうしよう”“皆を失望させたくない”
そうグラディは思っていた。でも本当は彼が自身に失望するのを恐れていたのではないか。周囲からのプレッシャーより自分自身が与えているプレッシャーのほうが大きいように感じた。グラディは自ら長い長い出口の見えないトンネルの中に足を踏み入れたのだ。リアが羅列する自殺者たちは、そんなプレッシャーに押し潰されたかつてのワンダーボーイズたちなのか。
結果を恐れ、結論に対する人々の反応に恐れてグラディは、はっきりしない態度をとりつづけ、それでよい方向に進むかといえばそうはいかない。どんどん窮地に立たされていく。
でもこの作品は観る者に憂鬱さも息苦しさも与えない。おかしくて、やわらかくて、あったかい空気が全編に漂っている。
完璧な人間なんていやしない。たとえ頂点に立てたとしてもそこに居続けることは難しい。でもたとえそこから落っこちたとしてもまた上ることはできるのだ。再出発は幾つになっても可能なんだ。自分で自分を苦しめることはないよ、人生もっと楽に生きていいんだよと言われているよう。
みんな誰かを必要としていて、みんな人恋しくてやっぱり人間一人じゃ生きられない。そして、そんな誰かがいたから不幸が遠のいていったんだな。
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ところで、小さなことだけど、ウォルターって結局一人何もわかっちゃいないまま成長しないまま終わってるんだよね。これから一番不幸になりそうでちょっとかわいそう。

2000年/アメリカ映画/111分/スコープ・サイズ/カラー/ドルビーSRD

監督:カーティス・ハンソン
脚本:スティーブ・クローブス
原作:マイケル・シェイボン

出演:マイケル・ダグラス/トビー・マグワイア/フランシス・マクドーマンド/ロバート・ダウニーJr./ケイティ・ホルムズ/リップ・トーン/リチャード・ノックス/ジェーン・アダムス


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