スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ジョエル・コーエン Joel Coen

監督はジョエルだけど作品はジョエル&イーサン・コーエン兄弟のものだよね。兄ジョエルが監督、弟イーサンが製作、そして脚本と編集は共同でやってる。
ベッソン監督が変わってしまった(いや、もしかしたらわたしの思い違いで彼の中では何も変わっちゃいないのかもしれないけど)のに対し、この兄弟はデビュー以来変わらないスタンスを保ち続けている。しかもマンネリ化せずいつも新しい発見をさせてくれる稀有な存在。いつもある一定のレベル以上を保ち続けているのでほとんど期待を裏切られることは、今のところない。ただ、登場人物がいつも奇妙で個性的なので、そういうところが受けつけないとか鼻につくという人もいるかもしれない。
彼らの描く人物はすっごく誇張されている。そして彼らはそんな登場人物達を意地悪なくらいいたぶる。でもそんなアメリカでいえば非成功者に対して、愛情のようなものも仄かに感じる。
決して心に染み入る感動作などではない。シチュエーションやキャラクター、映像や構図の美しさを愉しみたい。
---
『ブラッドシンプル』('84)
『赤ちゃん泥棒』('87)・・・あまりよく憶えていない。
『ミラーズ・クロッシング』('90)・・・かっこいい。
『バートン・フィンク』('91')・・・カンヌでパルム・ドール受賞。たしか、わたしが初めて観たコーエン作品。あまりのヘンさについて行けなかった。
『未来は今』('94)・・・ちょっと早口な気がするが、ラストの“あれ”はこの人達だから有りなのかな。現代のファンタジー。
『ファーゴ』('96)・・・哀れで滑稽な様は『ブラッドシンプル』に通ずるところがある。状況はまったく悲惨なのに美しいショットが目をひく。唯一まともな婦人警官にホッとする。
『ビッグ・リボウスキ』('98)・・・いきなりミュージカルを取り入れていたりして驚いた。ジョン・タトゥーロ、ちょびっとしか出ていないのにオイシイ役だ、と思ったものだ。
『ブラッド・シンプル/ザ・スリラー』('99)・・・オリジナルを観ていないので比べられないが、これが長編デビュー作とは。
『オー・ブラザー!』('00)・・・カントリーミュージックに乗せたアメリカの寓話。
『バーバー』('01)/ディボースショウ('03)/レディーキラーズ('04)/パリ、ジュテーム('06)/ノーカントリー('07)
スポンサーサイト

リュック・ベッソン Luc Besson

『レオン』が公開される少し前まで、彼の作品を観たことはなかった。『グラン・ブルー』か『アトランティス』の時ニュースで、“若い女性にカルト的人気で映画館の前には長蛇の列”って感じで紹介されているのを見た覚えはあったが、その時は興味がなかった。実際、『レオン』も観るつもりはなかった。
その『レオン』公開に先駆けて、リュック・ベッソンのフィルムマラソンが某映画館で企画された。内容は、『最後から二番目の男』『最後の戦い』『グラン・ブルー』『アトランティス』そして『ニキータ』。友人から、もう一人の友人と行くはずだったが急に行けなくなったから代りに行ってくれと言われ、一晩中映画を観るなんて初めてだし面白そうなので快諾した。もう、大ヒット!この一夜でベッソン・ワールドにどっぷり浸かってしまった。
フランスの監督なんだけど、エンターテイメント色が濃厚。でもアメリカ映画とは一味違う。アメリカに行かないほうがよかった気がする。イタリア、フランスあたりのギャグとかユーモアセンスってイマイチわからないんだけど、最近の彼の監督・脚本作品ってそっちのほうが目立ってきている。
---
『最後から二番目の男』・・・ショート・ムービー。ジャン・レノの髪がフサフサ。
『最後の戦い』・・・すっごく面白かった。声が出ない設定だから台詞が殆どないんだけど退屈しない。ヨーロピアンコミックっぽくて彼なりの世界が確立されている。
『サブウェイ』・・・こればっかりは正直よくわからなかった。主演の二人はきれいだったけど内容は?
『グラン・ブルー』・・・これも好き。主人公ジャックは半分イルカ(心がね)、だから彼女がちょっとかわいそうなんだけど、「海が好きだー!」という気持ちが作品全体から伝わってくる。自ら孤独を抱え込んでいるのが切なくもある。エリック・セラの音楽もよい。余談だが、ジャックとエンゾは実在の人物。そしてエンゾは死んでいない。この作品のエンゾの描写がとても不満らしくイタリアでは公開禁止(?)だったと思う。日本人の描写もちょっとムムッと感じるかも。
『アトランティス』・・・ちょうど眠さのピークだったからか気持ちよく眠ってしまった。わたしにとっては環境ビデオ。10秒観て10分寝るって感じで終わった。後にTVで放映された時、もう一度チャレンジしたが昼間だったのに20分くらいでまたもや眠ってしまった。マリア・カラスが子守唄なんて贅沢。
『ニキータ』・・・ベッソン作品の中で一番いいデキなのかな。ラストも粋でいい。アメリカでリメイクした『アサシン』もそれはそれでよかったけど別にリメイクする必要はなかったのでは?
『レオン』『レオン 完全版』
『フィフス・エレメント』・・・『最後の戦い』とはまた違ったマンガのキャラのような登場人物。ラストは平凡。ディーバの歌は聴く価値あり。作品が音楽に負けている。
『ジャンヌ・ダルク』

クシシュトフ・キェシロフスキ Krzysztof Kieslowski

彼の作品は『ふたりのベロニカ』、『トリコロール』3部作、『デカローグ』しか観たことがないし、これからも『トリコロール 赤の愛』以降の作品は観ることが出来ない。もう亡くなったからだ。残念でならない。
同じポーランドの監督にアンジェイ・ワイダがいる。彼こそ故人かと思っていたらまだ現役だった。ワイダの『灰とダイヤモンド』もずいぶん前に観たけど、すごく強く印象に残っている。ワイダの作品はこれしか観たことがないのではっきりとしたことはいえないが、社会・政治・思想などをストレートに切り、キェシロフスキのほうは暗喩的に表現しているように思う。キェシロフスキの場合、宗教もメタファーとしてある。わたしはポーランドの歴史も宗教にも詳しくないので全てを理解することは出来ないが、それらを抜きにしても楽しめる、良質な作品だ。
全ての作品に静謐さを感じる。ジワジワと効く薬のよう。派手さや激しさは抑えられているが人間の捉え方が興味深く、静かだがユーモアもある。
---
『ふたりのベロニカ』・・・一番最初に観た作品。ずいぶん昔なのでおぼろげにしか覚えていない。また観てみようかな。
『トリコロール』3部作・・・「青の愛」「白の愛」「赤の愛」のそれぞれ独立した3作品から成る。わたしは「白の愛」が一番好き。「赤の愛」の最後でこれらの作品の主人公たちが同じ体験をする。それを“出来過ぎている”などと言われる方もいるが、もともとこの事件があって、その残った人々それぞれ“こんなことがあったんだ”ということを描いていると思えば強引な展開じゃないと思う。
『デカローグ』・・・十戒をテーマに10話で1つの作品。でも作品自体に宗教臭さも説教臭さもほとんど感じない。何話目から観てもいい。どれもすばらしい。
どの話にも出てくる男がいる。ある時は旅人だったりある時は作業員だったり。10話目と何話かには出ていなかったり。彼は一体何者なのだろうか。天使か、死神か。
『ある殺人に関する物語』『ある愛に関する物語』はそれぞれ『殺人に関する短いフィルム』『愛に関する短いフィルム』という単作も作られている。『愛に関する短いフィルム』は『ある愛に関する物語』とは結末が異なるそうだ。これら2作はまだ未見。
『トリコロール』の3作同様この作品の10話もそれぞれが完全に別のものではなく、ある話で主人公の人物が別の話で通りすがったり、どこかでリンクしている。
10話目はコメディらしいがおかしくも哀しい。
最新記事
カテゴリ
わ (5)
最新コメント
検索フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。