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ブタがいた教室

よかったぁ


新学期、6年生のクラスに新任教師が仔ブタを連れてきた。
「ブタを飼って、育てた後、自分たちで食べよう」
これは大阪の小学校で実際に行われた教育で1993年にドキュメンタリーがTV放送されたそうだ(全然知らなかった)。
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今よりずっと昔の人々は、いや今でもどこかの農村では自分たちが育てた家畜を自分たちで食べることは当たり前のこと。
脳があるかないかの違いはあるけど植物だって生きている。そんな野菜を育てて食べることにはなんの抵抗も感じないのにどうして動物だと「かわいそう」になってしまうのか。確かに、脳があって心臓があって血が流れているからと言われればそうだけど、それは人間の勝手な解釈で、人が口にするものはほとんど命があったものだしそうでないものは有害である場合が多い。
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・・・と話が逸れたが普段、食物連鎖について考えたり体感したりする機会がほとんどない子どもたちにとって、名前まで付けて育て一緒に過ごしたブタを平気で食べることが出来ないという気持ちはよく分かる。
どの子が言っていることも間違いではない、正しい一つの答えは無いのだと思う。
結局はこの子たちにとって一番重要だったのはPちゃんを食べるか食べないかではなく、そのことを通してどれだけ深く命について考えることが出来たかなのだ。だから彼らが激しくぶつかり合いながら激論を交わすシーンでちょっと自分が小中学生だった時のことも思い出して泣いちゃった。
ものすごく傷ついたとしてもこの子達は貴重な体験をしたんだなぁ。
そしてこのブタを持ち込んだ先生は、事態がここまで混沌とするとは予想してなかったのだろうなと思う。最終決断をこういうかたちで自分が下すことになるなんてね。ちょっと浅はかだった。
命と真剣に向き合うということは誰にとっても容易なことではないんだな。

2008年/日本映画/1時間49分/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR/配給:日活

監督:前田哲
脚本:小林弘利
原案:黒田恭史
製作:佐藤直樹
撮影:葛西誉仁
編集:高橋幸一
美術:磯見俊裕
音楽:吉岡聖治

出演:妻夫木聡/26人の子どもたち/大杉漣/田畑智子/池田成志/ピエール瀧/清水ゆみ/近藤良平/大沢逸美/戸田菜穂/原田美枝子


テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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